自分勝手に生い立ちを①
普通の家庭に生まれた普通の少年だった。
職人気質だけど優しくて、いつも可愛がってくれるおじいちゃん
いつも喋っている明るいおばあちゃん
真面目と短気が同居した、お酒が大好きな父親
天然満開の母親
そして僕
お世辞にも裕福とは言えないが、家族の愛情を一心に受けた。
友達は多かった。
僕の周りには自然とみんなが集まってきた。
すごく幸せだった。
その幸せな生活は小中高、大学卒業までずっと続いた。
体に力もみなぎっていたし、なんでもできるような気がしていた。
そして、その幸せは当たり前のもので
この先ずっと永遠に続くような甘い幻想を潜在的に持っていたと思う。
そんなはずないのに。。。