空虚な日々
家賃、光熱費、食費、通信費以外は全てお金を酒に費やす日々。
激太りして心にも病を抱えた僕に以前の面影はなく
服装にも髪型にも全く関心がなくなっていた。
ただの虚ろな目をした小汚いデブである。
もし自分に子供がいたら絶対に近づけたくないタイプだ。
友達だと思っていた人間がどんどん離れていく。
それでも、一部の友達は昔のように仲良くしてくれた。
見た目こそ昔とは違うが、一緒に楽しく遊んだり飲みに誘ってくれた。
中身で僕を見てくれた。
でも、そんな友達たちにはちゃんとした仕事があるし
あれよあれよと結婚していった。
僕は必然的に一人の時間が増えていった。
そして飲んだ。家で一人で浴びるほど飲み、腹が減ったらコンビニに行く。
空虚
この言葉が最もふさわしい。
そんな生活が7年、8年、9年と続いた。
そうしてる間に僕の体は確実に蝕まれていった。
本人が気づかない間に。。。