竹下時雨の肝硬変闘病記、そしてネットで稼ぐ情報を皆さんへ

肝硬変と戦う30代男の闘病記。そして身体を酷使しないためのインターネットビジネスに関する有力情報を皆さんへ発信するブログです。

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竹下、酒やめたってよ

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『肝硬変』と診断されたのが2018年4月。
現在から3ヶ月前。
そのときの話。

 

肝硬変・・・正確には『アルコール性肝硬変』だ。


僕は最初に肝硬変と医師に告げられてから
酒もタバコも完全にやめていた。

 

酒もタバコも、やめるのは相当辛いと思っていたが
意外とそうでもなく
簡単にやめられたのは自分でもビックリしている。

 

前回の記事でも書いた通り
僕には1つ大きな問題があった。

 

周囲に自分の病名を告げることだ。

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肝硬変という病気を「受け入れる覚悟」と「伝える覚悟」

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『肝硬変』という病名を告げられ
自分に残された時間を考える日々が続いた。

 

しかし、いくら考えても仕方ないと思った。

 

とりあえず血液検査の結果を待ち
紹介状を書いてもらって、専門の病院へ行かなければ。。。

 

最初に僕に「病院に行け」と言ってくれた友達に電話をした。
告げられた病名を言った。

 

「・・・やっぱり・・・俺の親戚が肝硬変で死んだんだよ」

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僕の命はあとどのくらい?

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友人たちの心配と後押しもあり
いつも抗不安薬を出してもらっている病院に行ったときに
内科の先生に今の自分の症状を言った。

 

すると先生の顔が変わった。

 

あのときの先生の微妙な表情の変化は今でも忘れない。

 

「ちょっと見せて。・・・そこに横になって膝を立てて」

 

先生は無言でお腹を押したりと触診をし、聴診器を当てたりしていた。
そして元のイスに戻されると詳しく問診された。

 

「今からすぐに血液検査とエコー。そして尿検査をしてもらうから」
と言われ、指示された看護師さんの動きが速くなった。

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友人たちの変化

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血液検査で異常が発覚しても僕は酒を飲み続けた。
血液検査を受けた病院には二度と行かなかった。

 

「飲みに行こうぜ」

 

これが友人たちとの間で交わす『遊ぼうぜ』の合図だった。
もちろん普通に買い物にも行くし、テーマパーク的なところにも行く。


でも、遊ぶ時は友人たちも昼からチョイ飲み
もっと言えば朝から集合してファミレスで酒を飲んでお腹を満たし
夕方くらいには本格的に飲み始めてベロンベロンになって解散するので
結果というか総合的に「飲みに行こうぜ」が集まる合言葉になっていたのだ。

 

そんな友人たちなのだが、各々仕事の都合でなかなか会えない日が続いた。
全員で集まる機会が無いまま数ヶ月が経った。

 

そんな時、いつも集まるメンバーじゃない友人の一人と会う機会があった。
そいつと会うのは7~8か月ぶりくらいだったと思う。

 

「すげー腹出たな!」

 

友人の最初の言葉だった。

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大馬鹿野郎が血液検査をしてみた結果

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1年前。
血液検査の結果を見せられ
お医者さんから「このままじゃマズいですよ・・・」と言われた。
肝臓の数値の一つであるγ-GTP、いわゆるガンマと呼ばれる項目の数値が異常に高かった。
基準値が男性で70までのところ、僕は371もあった。

 

しかし、ここは皮膚科医院。
前回の闘病記に書きましたが、全身に湿疹が出たために来たんです。
血液検査だってアレルギーを調べるため。

 

「また血液検査をしましょう。この数値が続くようであれば然るべき病院を紹介します」と続けざま言われた。

 

この時には既に僕の肝臓はヤバい状態だったのだ。
でも、そこは僕。
そんじょそこらの酒好きとは訳が違う。
なんと酒を飲んだ状態で血液検査を受けていたのだ。

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医者からの警告

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会社を辞めフリーターになり

毎日、朝から缶ビールを開け、ひたすら飲み、夜は酔っぱらったままバイトをした。

腹が減ったらコンビニ弁当。

 

友達と飲みに行くのは月に1~3回ほどに減った。

友達にはちゃんとした仕事もあれば家庭もある。

だからこそ、友達と飲みに行くときはいつもよりも飲んで楽しんだ。

 

デブと化し、心の病気を患った僕と遊んでくれるんだから友達連中も変わり者だ。

「いつも飲んでるなーマジで」「お~いアル中!!」なんて僕をいじって笑いに変えてくれていた。

心の病は言ってないし、酒を飲んでれば陽気だから気付いていなかったと思う。

 

家で飲む量はビールで毎日3リットルくらいになっていた。

そんな生活を約10年も続けてきたんだから恐ろしい。

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空虚な日々

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家賃、光熱費、食費、通信費以外は全てお金を酒に費やす日々。

激太りして心にも病を抱えた僕に以前の面影はなく

服装にも髪型にも全く関心がなくなっていた。

 

ただの虚ろな目をした小汚いデブである。

もし自分に子供がいたら絶対に近づけたくないタイプだ。

 

友達だと思っていた人間がどんどん離れていく。

それでも、一部の友達は昔のように仲良くしてくれた。

見た目こそ昔とは違うが、一緒に楽しく遊んだり飲みに誘ってくれた。

中身で僕を見てくれた。

 

でも、そんな友達たちにはちゃんとした仕事があるし

あれよあれよと結婚していった。

僕は必然的に一人の時間が増えていった。

そして飲んだ。家で一人で浴びるほど飲み、腹が減ったらコンビニに行く。

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