医者からの警告
会社を辞めフリーターになり
毎日、朝から缶ビールを開け、ひたすら飲み、夜は酔っぱらったままバイトをした。
腹が減ったらコンビニ弁当。
友達と飲みに行くのは月に1~3回ほどに減った。
友達にはちゃんとした仕事もあれば家庭もある。
だからこそ、友達と飲みに行くときはいつもよりも飲んで楽しんだ。
デブと化し、心の病気を患った僕と遊んでくれるんだから友達連中も変わり者だ。
「いつも飲んでるなーマジで」「お~いアル中!!」なんて僕をいじって笑いに変えてくれていた。
心の病は言ってないし、酒を飲んでれば陽気だから気付いていなかったと思う。
家で飲む量はビールで毎日3リットルくらいになっていた。
そんな生活を約10年も続けてきたんだから恐ろしい。
酒好きは家系だと思っていた。
おじいちゃんは若い頃に朝から酒を飲んで働かず、家族に強制的に入院させられたらしい。
父親は僕が物心ついたときには、帰宅後すぐにビールをグビグビ飲んでいた。
「だから自分も酒が好きでいいじゃん」「飲んだっていいじゃん」と自分に言い訳をした。
ただ唯一、絶対的に違ったのは僕だけが肝臓病になり
その病名が『肝硬変』だったことだ。
今から1年前。
体のいたるところに湿疹ができ、皮膚科に行った。
血液検査をした。
お医者さんが言った言葉は
「このままじゃマズいですよ・・・」だった。